千代田区O邸の主寝室リフォーム工事の完成写真とリフォーム前を同じアングルで比べたビフォーアフター写真をご紹介します。

まずは完成後に新しいテーブルやベッドも入って、使い始めてくださっている主寝室の写真です。木製フレームを回して、フレームの上にアルミスパンドレルと間接照明を入れて、柱型にカラーガラス、壁には繊維調クロスを貼る構成はリビングとほぼ同じデザイン手法となっています。

比較的コンパクトなお部屋なので、全ての面に過剰なデザインを施してしまうと、ゴチャゴチャになってしまいガチなので、対角のベッドコーナーは建築的には何も手を加えていません。ただ、アルフレックスのブレラシリーズの新しいベッドと特注で作ったナイトテーブルと枕元照明をご用意いたしました。

工事が終わった時に撮影したビフォーアフター写真です。窓下のキャビネット、コピー機、向かって左側のウォークインクローゼット(WIC)への扉などの要素で、部屋が分断されているように見えたものが、収納量を確実にアップさせつつ、ひと固まりの空間に見せることができたのではと思っています。

向かって左の扉が廊下への、右がWICへの扉となっていますが、枠も含めて壁クロスとほぼ同色のシート張りにすることで、扉を閉じた時のと安定感がでたのではと思っています。当初は入ってすぐにベッドが見えていましたが、お仕事にも使うデスクに置き換えて照明も追加したことで、集中して仕事ができるようになったとのコメントを頂きました。

お客さまが一番喜んで下さったのは、収納物のサイズに合わせて特注で作った造作収納と飾り棚でした。A4サイズのファイルで扉が閉まらなかったり、本があふれて出てしまうことが無くなったことで、きれいにお部屋を使えて嬉しいとのお話でした。

当初は、どうしても目立ってしまうこのコピー機を隠すようなアイデアも考えていたのですが、いつかはモデルチェンジする可能性がある機器を造作家具に組み込むと、後でお客さまが苦労するだろうと考えて、ここだけは諦めてのデザインとなりました…。