渋谷区N邸のビフォーアフターの第二弾です。
リビングと洋室の壁を取り払って大きくなった空間です。かつての洋室にキッチンを大移動したことで、キッチンに立った奥さまがリビングダイニング全てを見渡すことができるようになりました。
リビングと一体化させた洋室側からみたビフォーアフターがこちらです。洋室の左側の壁がなくなってリビングと一体化しているのが良くわかりますね。
合体したリビングダイニングキッチンに2つ並ぶ窓は、サイズも奥行きも違っているのですが、一つの木製フレームで囲い込んで、同じ種類のブラインドを吊るすことで、大きな一つの開口デザインのように見せています。
リビングのコーナーにある構造の大きな柱型は、片面にはカラーガラスを、もう片面には木製フレームと部分的に鏡を貼ることで、その存在感がずいぶん和らいでいます。
カラーガラスの面の下部は似たような色のレザー張りとしていますが、ここはテレビを見るお子さま達がクッション越しに頭を預けるだろうと考えて、下部をレザーパネル張りとしました。
かつてキッチンとダイニングがあった個所は、壁と扉と収納で区切っています。アフターの写真の扉は左から、観音開きの収納、手洗い&トイレ、観音開きの収納、洋室1への扉となっています。違う用途の扉のデザインを全て揃えて、壁のクロスと同じ色のシート張りにして存在感を薄くしています。
玄関入って右に見えてくる二つの扉(左はプライベートルームへと続く廊下への扉で右はSICへの扉)は、枠と扉、更にはその間の袖壁まで全て同じシート張りにすることで、一つの面として見せています。
ちょうどその裏面がこちらです。以前は廊下が伸びて左右に収納とトイレと洋室への扉が並んでいましたが、右のアフターでは廊下部分もリビングダイニングに取り込んで、廊下の長さを最小限に抑えました。