新築マンションリフォームの渋谷区N邸の現場で、セミオーダーキッチンの据え付けが始まりました。

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区O邸

 

とは言いつつ、キッチンの部材搬入時から3日目なので、かなりキッチンも組みあがってきていますね。先回のブログでご紹介した窓際の三方枠と柱型のタイル張り、枠上の装飾などもかなり出来上がってきています。

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区O邸

 

写真左側のペニンシュラ型(半島型)カウンターはかなり組みあがっていますが、右側のカップボードも兼ねた壁面型キッチンは箱は組まれていますが、細かい部分はまだまだですね。

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区O邸

 

キッチンを組み立てる際に、最も重視されることが水平(レベル)と垂直(カネ)の設定です。レベルとカネをしっかり出して箱を組み上げれば、後は比較的簡単な作業となるのです。ペニンシュラ型カウンターのL字型に組まれたクオーツストーンカウンターもピッタリ組みあがっていますね。

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区O邸

 

背面収納も、ミーレのビルトンのオーブンが組み込まれたり、間接照明やコンセントもあるので、電気配線をうまく通りながらの組み立て作業となっています。

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区N邸

 

アイレベル(目線の高さに設定された)ビルトインオーブンの右側の縦の隙間は、僕らが良くご提案する引き出し式パントリー収納となります。

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区O邸

 

部屋の中央に置かれているこのフレーム型の金物を組み込むと、こちらのような引き出し式パントリーとなるのです。背面収納の奥行きが60センチもあるとカウンターは使い勝手が良いのですが、トール収納(上から下まである収納)は奥行きがあり過ぎて却って使いにくくなることもあるので、水や幹部鶴井、瓶や缶類を保管できるこのような収納を組み込むことが多いのです。

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区N邸

 

因みに箱側の下部には、このようなレールが…、

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区N邸

 

そして上部にはこのような振れ止めのピンがついており、ここに嵌め込む形で組み立てます。

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区O邸

 

組立職人さんが吊り戸棚の下に、間接照明付きのパネルを固定しようとしていますね。

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区N邸

 

吊戸棚の下には、このようなZ型の金物がついており…、

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区N邸

 

取り付けるパネルの裏側には、同じようなZ型の金物がついており、これをかみ合わせることで固定するのです。こちらのパネルを良く見ると、基材はMDFで作られており、表裏はメラミン仕上げで、間接照明用のスリットと端部の金物がついていますね。

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区N邸

 

取り付けるとこのようにピタリと吊戸棚の箱の下にパネルが密着される仕組みになっているのです。

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区N邸

 

あとは、部屋の片隅に並べられているこれらの引き出しや扉、パネル類を取り付け、最後に建築工事側で給水給湯と排水、ガスやレンジフードのダクトを接続するとキッチンの完成となります。

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区N邸

 

因みに今回の渋谷区N邸のキッチンは、Nさまの以前のお住まいだった代官山のお宅のリフォームの時にも採用したのがお近くで打ち合わせも便利だった代官山のクチーナだったので、今回もクチーナさんにお願いしたという経緯があります。

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区N邸

 

セミオーダーキッチンが得意なクチーナですが、最初のレイアウトプランや使い勝手に直結する収納計画については、僕らが主導で上記のスケッチを使ってリードしてきました。

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区N邸

 

建築工事と絡む部分もあるので、そのディテールはスタッフの前田がスケッチを描いて指示してくれています。

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区N邸

 

カウンター材や扉材などの色味もザ・ライブラリーが得意としているCGで決めたプロセスがあります。

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区N邸

 

キッチン以外の工事も同時多発的に進んでいます。

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区N邸

 

造作家具でお願いしている来客用トイレ手前の手洗いカウンターや、

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区N邸

 

玄関入って正面のタイル張りの壁も仕上がってきました。

クチーナのオーダーキッチン据え付け@渋谷区N邸

 

タイル張りの壁がリビング台に具側に続いた途中に開口部があり、そこからキッチンに入る動線となっています。ここまでくると、次はお客さまと一緒の施主検査となります。