工事が着々と進んでいる高層マンションリノベの恵比寿A邸の現場をご紹介いたします。

ほぼガランドウになったスケルトン空間から、3週間ほどで…、

ワインドスパンのリビングダイニングキッチン空間の骨格が見えてきました。写真正面の寝室側の壁は一部梁型が下がっていますが、その下がった天井にビルトインタイプのエアコンを仕込んでいます。

斜め下から見上げた下がり天井内部にはめ込まれた隠蔽型エアコン本体です。正面（つまり右側リビング側）が吹き出し口で、背面（つまり左側）に吸い込み口があるタイプのエアコンです。グリルと空気をうまく戻すための箱を作る必用があります。

以前このタイプのエアコンを使った際は、先にボックスを作ってからそこにエアコンを収めましたが、今回は先にエアコンを吊って、後からボックスを作ることになっています。設計の田口と前田、現場監督の栗原と電気屋が集まって作り方を相談しています。

これまであまり写真で紹介してこなかった主寝室も天井の折り上げ部分が確定し、床下地のベニヤ板が貼られてきました。

床下の給排水設備配管も滞りなく進んでおります。最近のスーパーゼネコンのお仕事では、排水管のエルボ（曲がり）部分に透明継ぎ手を使うことが多くなっています。排水が何らかの理由で詰まった場合、一番詰まりやすいのが曲がり角にあたるエルボジョイント部分となるので、そこを目視で確認できるようにしているようです。今回も解体時に透明エルボが使われていたので、新規の排水管も同じ部材を使って配管して貰っています。

この日は現場がきれいに清掃され、部屋中央に打ち合わせ用のテーブルが置かれていました。ちょうど全ての壁の下地が立ち上がったタイミングでしたので、お客さまに現場に来てもらってコンセントやスイッチの位置を確認する打ち合わせをお願いする日となのです。

スイッチやコンセントの位置確認でもザ・ライブラリーのVRCGシステムが大活躍です。田口がタブレットPCをもって、仕上がった室内の様子をお見せしながら、コンセントとスイッチの位置をひとつずつ確認していきます。

分かり難いキッチンの細かい部分のコンセント位置も、このような画像を見ながら確認できるので、間違いが少なくなるのです。