高層メゾネットマンションリノベーションの中央区S邸は、上下階の2段階に分けての工事となりましたが、ようやく二期工事の上階の検査を行うことができました。検査は、ザ・ライブラリーの社内検査とお客さま立会いの施主検査の2つがありますが、まず最初は社内検査です。
設計の田口と各務と前田、そして現場監督の栗原の4者で全ての空間を回って、仕上げの不具合や傷、使い勝手上の問題、そして安全瑕疵に関わる問題が無いかをチェックして回ります。
第2期工事のクライマックスの一つである洗面・トイレ・浴室は、特にお客さまの思い入れも強い空間ですので、念入りに見て回りました。洗面カウンターの左右にぶら下がっているのはトム・ディクソンのペンダント照明器具ですが、あまりに繊細なので、お客さまの施主検査までは養生をしておくことになりました。
主寝室と水回りの間仕切りには段差がありますが、その周囲の仕上げ材の納まりがうまくいっていない個所があるので、皆で頭を寄せ合って補修方法を検討している様子です。
こちらは下階のメインの玄関です。正面左側のマット仕上げのカラーガラス張り工事が第二期工事と一緒になったので、第一期工事区分ではありましたが、ようやく全容が見えてきました。お客さまが選ばれたスタンド型照明器具との相性も素晴らしいものでした。
そして、社内検査での指摘事項を補修した1週間後がSさまご一家立会いの施主検査です。工事中に幾度か現場を見たことがあるご主人さまに対して、リフォーム前の状態から一度も現地を見ていなかった奥さまとお子さまは、まさにテレビ番組の「劇的ビフォーアフター」かのような驚きで、特にお子さまはご両親の制止も聞かず、お母さまを連れてメゾネット上階へと昇って行ってしまいました!
そこで成り行き上、上階の検査から始めることとなりました。ご主人さまは、今お住いのお宅も凝ったリノベーションをしたことがある方なので、見映え上の傷だけでなく、使い勝手上の細かいポイントも指摘してくださいました。ちょうどモザイクで見えなくなってしまいましたが、浴槽への立水栓のグラつきをもう少ししっかり締めることや、壁付けのタオルラックが華奢で、浴槽からの出入りに掴んでしまうと、そのまま取れてしまいそうだとのことで、違うものに交換して欲しいとのご依頼も頂きました。因みにタオルラックは施主支給品でしたので、交換にかかる手間やタイルの孔補修等の費用はSさまのご負担となりますが、その点は気持ちよくご了承下さいました。
ご主人さまも先回現場に来て下さった際はまだ養生がなされていたので、ここまで仕上がった段階での水回りを見るのは初めてでしたので、相当にテンションが上がっていらっしゃるようでした!
こちらは上階奥の主寝室です。田口がフロスの照明器具、In Vitro(こちらも施主支給品です)のスイッチの具合を調整している横で、ガラス間仕切り奥でまだ施主支給のクローゼットが入っていないスペースを確認してくださいました。因みにクローゼットシステムはポリフォームです。
お客さまにモザイクを掛けてしまったこちらの写真、分かり難いと思いますが、主寝室のベッドのヘッド側の折り上げ天井の間接照明の光具合の確認をして貰っております。天井から一部ぶら下がっているのがLED間接照明ですが、ベッドに寝転んだ際にまぶしくなく、かつ、折り上げ天井から装飾として吊るす段通(ダンツウ)に上手く光が当たる具合を見て頂くために、床に寝転がって頂きました。
こちらは上階の廊下に面したユーティリティースペースです。奥が洗濯機置き場で手前のカウンター上が洗濯物の整理や折り畳みスペース、上にはハンガーパイプが吊られています。カウンター下は猫ちゃんたちのトイレスペースとなっています。
廊下からユーティリティーへは猫ちゃんサイズの出入り口を作ったのですが、何と、お子さまが出たり入ったりをしながら遊び始めてしまいました!もう少し成長したら、通れなくなるだろうとのことで、これは問題ないだろうとのことになりました…。
この10日後に予定されている竣工お引渡し日には、奥さまがご用事で現地に来ることができないとのことでしたので、この施主検査の日に、キッチンをお願いしたクチーナに取り扱い説明をして貰うことになっていました。
クチーナの営業担当の清水さんからSさまご夫妻に、食洗器の使い勝手やレンジフードの清掃方法などを詳しく説明して貰いました。
キッチンの説明の間もお子さまは、電子レンジ置き場のカウンター上に一人立って楽しそうでした(笑)!
ザ・ライブラリー側でメモした補修項目内容がこちらです。お引き渡しまではある程度は直すことが出来そうなことも分かりました。ただ、お客さまからの新規のリクエスト項目で、どうしてもお引渡しまでに間に合わない工事も発生することになったので、残工事はそれらと纏めて行うことになりそうです。
奥さまとお子さまと一緒に皆で記念撮影をするチャンスは最後になりそうでしたので、お引渡し前ではありましたが、工事関係者の記念撮影をさせて頂きました。あと少しでお引渡しですが、どうぞ今後とも宜しくお願い致します。