高層メゾネットマンションリノベーションの中央区S邸の下階で造作家具とキッチンの据え付けが始まりました。
まずは玄関ホールの造作靴収納です。6畳弱の広さがある、まさに玄関ホールに靴収納とリビングへのゲートを合わせてデザインしたものです。
玄関は入って正面に、Sさまがお手持ちの大きな白黒写真のアートが入るので、この玄関ホールはスッキリさせたとのご希望でしたが、ご希望通りの空間になりそうです。
こちらは、先日出来上がったばかりの大理石張りの柱型の横にぴったりと差し込まれた書斎コーナーです。上部の吊戸棚の左右にオープンな飾り棚を作って、視線が通り抜けるようにしています。
まだ完全には出来上がっていませんが、造作家具を見てみたいとのことでSさまが現場に顔を出してくれました。
こちらはキッチンが据え付けられる前日のキッチン周りの下地状況です。ワインセラーの背面はキッチン工事では仕上げないので、クロスが貼られています。
そしていよいよキッチンの据え付け開始です。今回はクチーナのセミオーダーキッチンを使っています。
大きなアイランドカウンターにIHコンロとシンクが来て、背面には冷蔵庫とワインセラー、フリッパー扉で隠すことができる家電置き場を設けたスタイルです。以前から取り付けが済んでいた照明器具も点灯しています。
完成した途端に養生がされてしまうので、完成形をフルに確認できるのは下階の工事の検査の時になりそうです…。
左から田口、前田、現場監督の栗原、上田とザ・ライブラリースタッフ揃って確認致しました。玄関ホールからダイニング側に天井埋め込みのLEDライン照明が入り、ソリドの壁にはフロスのブラケット照明の「コーディネーツ」がついています。
キッチンのアイランドカウンターの上に載っているのは…、
こちら、既存のエアコンのフェイスカバーや給気口のレジスターをスプレー塗装したものです。今回はエアコン等はそれほど経年していないので、まずはデザイン的に違和感が無いように一旦持ち帰って指定色でガン吹きをして貰ったものです。
こちらは第2フェーズの工事となるメゾネット上階部分です。下階はほぼ終わりに近づきましたが、上階については先日のCG打合せとお見積りでOKが出たので、かつての洋室を水回りにするために排水管を引き直しています。約8畳の広さの洋室がどのような水回りになるのか、CGでは事前確認をしていますが、技術的に難しい部分も多々あるので、僕らも工事が楽しみです。
主寝室はベッドの頭側の壁上部の天井を折り上げにしたいので、天井のLGS下地組を一度解体して、ダクト配管を移動致しました。右側の部分だけLGS下地が二重になっていますが、その部分を折り上げることになります。
フリースタンディング型の浴槽で、水栓も自立型の水栓、それもブロンズ色のものになさりたいとのことで、まずはこちらで探してみました。ネット通販品でまぁまぁ良さそうなものが見つかりました。いわゆる正規の輸入代理店が扱っている欧米の一流ブランドの水栓と比較すると三分の一程度の価格が一番の魅力です。Sさまに高い正規品とこちらをお見せしたところ、こちらで行きたいとのことでした。ただ何かの不具合があった場合のメーカー保証はありませんし、輸入元もネット上だけのやり取りで請け負い施工側としてはリスクが大きいので、施主支給品としてSさまに購入して頂くことになりました。
このような売り方の製品は取付けマニュアル等がきちんとしていないことが多いので、早めに現場に届くように手配して貰い、事前にどのようなものでどのように取り付けるのかを研究するようにしています。