浦和美園S邸は期間が短く、今回のブログを含め2話で完結してしまいました。
前回のブログで心配していた照明器具も無事点灯!皆で安堵しました。

以下前回のブログにも書きましたが、概略をまとめました。
海外赴任を終え日本での生活始めるS様ご家族。中古物件を購入された後にお問合せをいただきました。築浅の物件ではありませんが、限られた期間と予算を考慮し、LDK以外のお部屋はできる限り既存の下地を使用してご提案させていただきました。
海外での生活が長いS様にとって一番のネックが、家族で過すLDが14帖しかないことでした。囲まれたキッチンや、和室を開放的に利用できるように、キッチンの移設を行い、扇形でレイアウトのしにくい空間を整える作業から始め24帖の開放的な空間を確保しました。2つの子供部屋をコンパクトにして、回廊型の大型収納を設けています。
The Libraryのマテリアルパターンを使用し、設計期間2カ月、施工期間3カ月でという期限の中で引き渡しを可能にしました。

↑着工前の写真

↑解体後の写真

↑着工前のCGイメージ

↑竣工後の完成写真

扇型の独特な形状をしたリビングですが、平面的に使いやすく整形に整えると同時に、立体的に素材や色味を組み合わせることで、マンション特有の大きな柱や梁の存在を感じにくくしています。

以前のキッチンの下がり天井をそのまま活かし、隙間に間接照明を設けることで、空間の輪郭をぼかしながら、開放感を高めています。