東京都中央区の高層メゾネットマンションリノベーションS邸、ようやくCGが完成したので第一弾のCGプレゼンテーションをお客さまに見て頂きました。

 

メゾネットならではの吹き抜け空間の明るく伸びやかな空間と…、

お客さまのSさまの好みのシックで、ちょっとダークで素材感のあるインテリアをどのように一体化させるかが、空間をデザインするうえで一番の鍵になっています。

プレゼンテーションでは、田口がモニター上でCGを動かしつつ、机の上に並べた建材、素材のテクスチャーや色味を確認しながら空間を歩きすすめていきます。

ちょうどモニターに写っているのが、この玄関ホールです。思いっきりダークで、黒いカラーガラスの上に森山大道さんの写真が浮かび上がる空間です。造作家具と一体になった木製フレームをくぐってLDKの空間へと進みます。

モニター上では、このような画像になっており、お客さまのリクエストに応じて、太陽の向きを変えたり(正確には季節と時間の設定を変えるのですが)、幾つか事前に用意していた素材でCG上で壁を張り替えたパターンなどもお見せしました。

発注済みのダイニングテーブルの色味が、CGで違っているとのご指摘にも、すぐその場で修正して対応します。

最後は本日のクライマックスです。VRゴーグル(VR=ヴァーチャル・リアリティー)をSさまに装着して頂いて、出来上がったリノベーション空間を歩くような体験をして頂きました。ゴーグルをつけていないモニター上のように双子の画像が並んでいるだけなのですが、ゴーグルをつけるとまさにその場にいるような感覚を体感して頂くことができるのです。

ゴーグルのヘッドセットを装着し、手に持ったコントローラーで自由に好きな場所へと飛びながら空間体験を楽しんでいらっしゃるSさまの様子です。

リビングのテレビを置いたコーナーから、吹き抜け側を見たCGです。まだ、メゾネットの階段の下のデザインが決まっていないので、曖昧なままに処理されていますね(笑)。

CGを愉しんでもらうことが第一の目的でしたが、こちら設計施工側としては、このようなザ・ライブラリーならではの設計の進め方にご了承して頂き、設計契約を結ぶことがもう一つの目的でした。また、候補に挙がっていた幾多の素材群から選択肢を絞り、設計をより具体的に進めて、概算見積りを作ってゆくための準備も進めることができました。