タイトルにもあるように、世界最高峰クオリティのサッシ(窓)ショールームが横浜に出来ると聞きつけ、The Libraryのメンバー全員で伺ってきました。
実は、現在計画中の恵比寿A邸のクローゼットのガラス建具をイタリア製の物で検討していたのですが、国際物流の遅延により恵比寿A邸の工期に間に合わないことが解りました。
そして、納期が間に合い、かつ品質やディテールの美しいガラス建具を検索していた先からNODEAに行きつくことができました。
なんとNODEAは日本の大手建材メーカーLIXILグループの商品でした。
ここに来る1週間前に、通常のLIXILサッシの情報を営業の方に説明してもらったばかりでしたので、今日は比較も兼ねて見学をさせてもらおうと思います。

本日は、正式なショールームの公開前でしたので、ザ・ライブラリーメンバーのみでの貸し切りでご案内いただきました。
到着するといきなりただならぬ雰囲気。大きなスクリーンには広大な海が映し出されています。
まずは、映像を見ながら、NODEAの世界観(コンセプト)を理解するところから始まります。

映像が終わると電動で開くカーテンの裏から大きな木製の両開き扉が現れました。写真の右に写るのが案内人の戸村さん。
流れるような戸村さんの商品説明と共に次の空間に誘われます。まるでアミューズメントパークのアトラクションのようです!

虎目の美しいミズメザクラ。貴重な樹種の板材に分厚い鉄扉がサンドイッチされています。

その先には天井高4mの大きな空間が現れます。巨大なガラスサッシで間仕切られた空間。
開くのだろうけど、この重たい建具を誰が開けるのだろう?っと待っていると電動で動き出し始めました!
こちらの商品は、スイスのスカイウィンドウ社と共同で製作した商品とのことで、日本の環境下でも不自由なく使用できるように、細かなカスタムがされているとのことです。
サッシの最大製作数法4mの高さに合わせてショールームを設計したそうです。

左の写真は引き込んだ後の状態ですが、コーナーの縦框が合わさる部分もさすがの精度です。レールの溝も車が乗っかっているだけで簡単に外し、お掃除もできるそうです。

続いては、NODEAの中でも上位機種のシームレスという商品。商品名のように本当にシームレス。
しかし、どこが開くのか全く分からず。。。
待っていると、何やらまたモーター音が?よく見ると1枚のサッシが自動で後ろに後退している!
下がりきったところで真ん中のサッシが後退したサッシの前に引き込まれる!
そして真ん中のレール部分がカバーで隠れる!
この一連の動作が1分程度で全て自動で行われます。まさにエレガントの一言です。写真だと解りずらいですね。汗
フレームはカーボンで出来ているそうで、日本の技術を集約した最高峰の窓ですね。

こちらはウィンドウGという商品。先程までは、未来の窓を見てきた感じだが、この商品は現実味があります。
まず手動。笑
開く部分とFIX(はめ殺し)の窓の縦框(フレーム)が同サイズでデザインされていて、こちらも一見どこが開くかが解らなくなっています。縦フレームが規則的に並び美しいです。
フレームの仕上げも、内外共にアルミの粉体塗装(パウダーコーティング)のため傷にも強く質感もとてもいい物でした。

続いては、網戸です。解りやすく言うとシャッターのように上から降りてくるものです。

切り替えてテント生地も降りてきました。横幅6mのスクリーンが下りてくるのは圧巻です!外と内の中間的な空間提案に可能性を秘めた商品です。

ようやく最後にお目当ての商品にたどりつきました。室内用のガラス建具です。本当に細いアルミフレームですが強度もしっかりしています。展示の建具には、水紋を落とし込んだような和紙がガラスに挟み込まれており、とても美しいガラスでした。

今回恵比寿A邸では、高透過ガラスを採用するのですが、様々な素材が挟み込まれた合わせガラスを見ると目移りしてしまいます。

最後にザ・ライブラリーメンバーとNODEAの戸村さん、新井さん、渡辺さん、伊藤さん、市東さんと記念撮影!
サッシのショールームで、ここまで新鮮な体験ができるとは思っていませんでした。
通常のLIXILのサッシと比べるというものではなく、まったく違う価値観で作られている製品だと感じました。
空間を美しく間仕切るとき、きっとNODEAに行きつくのでしょう。
ご案内いただきました皆様ありがとうございました。