ザ・ライブラリーの勉強会で、横浜にある大判タイル/大理石のショールームを皆で見学して参りました。

横浜の倉庫&工場が立ち並ぶ湾岸の古い建物の中に、このような巨大なショールームがあるのです。会社としては石材を扱うMICとタイルの東亜企業の共同ショールームという形式となっています。

このショールームの何がすごいかというと、まずタイルのブランドが多様にあり、それらを一カ所で見比べながら見ることができることなのです。ブランドとしては欧州最大のタイルメーカーであるマラッティ、白系の大理石調タイルで有名なイリス・グループのアリオステア、濃い色味や派手な柄の大理石タイルで定評のあるイモラ、他にも中堅どころのタイルブランドがブースごとに並んでいるのです。

更には本物の大理石や…、

特殊加工の大理石なども揃えており、予算を頭に置きながら候補を大理石とタイルを比較しながら見てゆくことができるのです。実はこちらは大理石のMIC(ミック)と輸入タイルの東亜企業が一緒に展開しているショールームなのです。

有楽町にもショールームがあるマラッツィ・ジャパンは、ザ・ライブラリーのメンバーが揃うとのことで、マラッティ・ジャパンの玉岡社長が来て下さり、更に偶然ではありますが、マラッツィ・グループのアジア担当セールス・マネジャーのアンドレア・シモニーニ氏も同席して説明してくれました。

昨年から今年に掛けて販売されている新製品も用意してくれていました。

こちらの細かい石目タイルは同じ柄でマットとストラクチャー(お風呂などでも使える滑らない仕上げ)が用意されているシリーズです。

壁に張られたこちらのタイルも、手焼きのように見えますが、完全なる工場生産で、歪みや滲みも全てコントロールされているものだそうです。30数枚に一枚全く同じタイルがあるとのことですが、とてもそのように見えませんね…。

こちらはザ・ラブラリーでも良く提案しているグリスフルーリーのシリーズです。新情報として、アンドレア氏と玉岡社長よりグリスフルーリーのアップデート版ともいうべき、ビツェンツァストーンの新シリーズが今秋にもリリースされることになるとのことでした!

こちらは一番奥のブースにあるイモラ社のタイルコーナーです。

カラーパレットの豊富さや…、

こういった派手な柄と色合いのタイルの精密描写には定評があるブランドです。中央区S邸では、一番右のブラックダリア柄を浴室に採用しております。

こちらの床に並べられている大理石調タイルもイモラ社のものです。

オニキスやパタゴニアといった、透け感のある大理石柄にもトライしていました。

一つ手前のブースはドム社ヴァレルンガ社のタイルです。床に置かれたこちらのタイルはタイル面とフラットに金属目地が埋め込まれたタイプのテラ(Terrae)というシリーズです。

最後がアリオステア社のブースです。先日ミラノサローネで各務が見てきたイリス・セラミカ・グループの一員の会社です。

やはり白のビアンコカラーラ系の大理石柄には一日の長がありますね。

ザ・ライブラリーからはお休み中の神崎さんを除いたメンバー全員が、そしてMICからは池辺さんと堀さん、東亜からは関谷社長と渡辺さん、マラッツィ・ジャパンからは玉岡社長とアンドレアさんが参加しても賑やかでとても勉強になる勉強会となりました。